私は大手派遣会社で営業として働いてきました。
これまで本当に多くの派遣社員の方と会い、
- 長く活躍する人
- 突然フェードアウトする人
- こちらが悔しさを覚えるほど失敗してしまったケース
そのすべてを現場で見てきました。
今回は、個人が特定されないよう配慮したうえで、 営業人生の中でも特に印象に残っている「3つの実体験」を書きます。
正直、派遣で働く人にとっては これだけ知っておけば致命的な失敗は避けられる内容です。
① 何も言わずに「黙って耐えた」結果、突然契約終了になったAさん
Aさんは30代前半、事務職希望の女性でした。 スキルも申し分なく、職場見学も問題なく通過。 誰が見ても「安定して長く働けそう」な方でした。
ところが、3か月後。
企業側から来たのは、
「次回更新は見送らせてください」
という一文だけの連絡でした。
正直、営業側としても寝耳に水です。
後から分かった本当の理由
Aさんに話を聞くと、
- 業務量が当初の説明より明らかに多い
- 教育担当が毎回変わる
- ミスをすると強い口調で指摘される
それでもAさんは、
「派遣だし、我慢するものだと思ってました」
と言いました。
しかし企業側の評価は違いました。
不満を言わなかった=問題がない、ではない。 これが派遣の一番怖いところです。
▶ 教訓: 小さな違和感は、更新判断の前に必ず営業へ共有すること。
② 職場見学で「聞きすぎて」チャンスを逃したBさん
Bさんは20代後半、技術系職種の男性。 意欲も高く、準備も万全でした。
ただし、職場見学での質問が多すぎました。
- 残業は絶対にゼロですか?
- 突発対応はありませんか?
- 将来この業務はなくなりませんか?
一つひとつは正しい質問です。
しかし、 「不安>仕事」 という印象を与えてしまった。
結果は不合格。
企業側の本音はこうでした。
「責任ある業務を任せるのが少し不安」
営業として感じたこと
職場見学は「面接」ではありません。
でも、 信頼を判断する場であることは間違いない。
▶ 教訓: 不安の確認は営業に預け、職場見学では前向きさを見せる。
③ 何度も企業から指名され、単価が上がっていったCさん
Cさんは40代、専門職。 決して饒舌ではありませんが、
- 報連相が早い
- できないことを先に伝える
- 改善案を必ず一言添える
それだけで、 企業からの評価は非常に高かった。
気づけば、
- 別部署から「次も来てほしい」
- 更新のたびに条件改善
- 他社案件でも推薦
営業としては、 正直いちばん紹介したいタイプです。
▶ 教訓: 派遣は「成果」よりも「信頼の積み上げ」で条件が変わる。
派遣営業として一番後悔している失敗
最後に、私自身の失敗も書きます。
当時、忙しさを理由に、
- 定期フォローの電話を後回し
- 「問題ありません」の一言を深掘りしなかった
結果、 派遣社員が限界まで抱え込み、突然終了。
派遣社員にも、企業にも、 誰にも得がない結果になりました。
▶ 営業の反省: 派遣は「問題が起きてから」では遅い。
この体験談から伝えたいこと
派遣は、
- 弱い立場
- 切られやすい
- 運任せ
そう思われがちです。
でも実際は、 情報の出し方とタイミングで結果が大きく変わる働き方です。
このブログでは、 営業側の視点も含めて、 「知っている人だけが得をする派遣の現実」を今後も書いていきます。
次回は、 「派遣営業が更新を決めるとき、本当に見ている3つのポイント」 を詳しく書く予定です。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。


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